クレンブテロール

商品説明

気管支拡張薬で喘息の患者に処方されているお薬です。
アドレナリンβ2受容体に作用して、平滑筋の緊張をゆるめ気管支を拡張し、喘息を楽にすることができます。
この働きから、喘息患者に昔から処方されてきました。
日本国内で承認されているスピロペント錠と同一有効成分であるクレンブテロール塩酸塩を含有しています。
クレンブテロール塩酸塩は、第三世代のβ刺激薬に分類され、作用時間が8~10時間と長い薬剤です。

また、クレンブテロールはボディビルダー達の間では知られる存在です。
よくドーピング違反で検出されることが多いため、しばしばニュースに登場します。
ウエイトトレーニングをするとアドレナリンやノルアドレナリンがたくさん分泌されます。
クレンブテロールは、アドレナリンβ2受容体に強力に作用するので、筋肉を増やし、体脂肪を減らし、筋肉が壊れやすい環境でも筋肉を維持できる環境をつくることが期待できます。

効果

  • 気管支喘息
  • 慢性気管支炎
  • 肺気腫
  • 急性気管支炎
  • 腹圧性尿失禁

用法

気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、急性気管支炎

通常、成人には1回クレンブテロール塩酸塩として20μg(0.5錠)を1日2回、朝及び就寝前に経口投与する。
頓用として、通常、成人には1回クレンブテロール塩酸塩として20μg(0.5錠)を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

腹圧性尿失禁

通常、成人には1回クレンブテロール塩酸塩として20μg(0.5錠)を1日2回、朝及び夕に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、60μg(1.5錠)/日を上限とする。

注意事項

飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。
ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。
※2回分を一度に服用しないこと。

吸入ステロイド薬を併用している方は、本剤の服用により症状の改善を感じても、吸入ステロイド薬を減量したり、中止したりしないでください。
発作予防のために医師の指示どおり継続して服用してください。自己判断で勝手に量を増やしたり、中止したりしないでください。
本剤の服用を始めた頃に手の震えや心臓がドキドキすることがあります。
ほとんどの場合、続けていくうちに起こらなくなりますが、ひどい場合や症状が続く場合は医師または薬剤師にご相談ください。
カテコールアミン製剤を使用している方は、本剤の服用をお控えください。

以下の方は本剤を服用しないでください

  • 下部尿路が閉塞している方
  • 本剤に対して過敏症の既往歴のある方

副作用

振戦、重篤な血清カリウム値の低下などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

成分

クレンブテロール塩酸塩 欧州薬局方 40μg

商品別名

スピロペント(ベーリンガーインゲルハイムインターナショナル、帝人ファーマ)
トニール(日本ジェネリック、原沢製薬工業)

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Originally posted 2017-11-25 01:29:58. Republished by Blog Post Promoter