商品説明
プロギノバはホルモン補充療法(HRT)に用いられる女性ホルモン剤の一つです。
主にエストロゲンの減少に伴う様々な心身の不調の改善、治療に効果があります。
有効成分としてエストラジオール吉草酸エステルを含有し、更年期障害の緩和や骨粗しょう症の予防などに使用されます。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性の卵胞から分泌されるホルモンで、乳房のふくらみや子宮内膜の肥厚、月経周期のコントロール、丸みを帯びた体つきなど女性らしさを発達させる働きがあります。
エストロゲンの分泌は、10代半ばの思春期から40代前半まで増加しますが、その後は減少します。
エストロゲンの分泌減少とともに、ホットフラッシュ(ほてり)、のぼせ、イライラ、発汗、疲れやすさ、めまい、うつなど、「更年期障害」特有の症状が現れる場合があります。
効果
不足した女性ホルモンを補充することで、更年期障害の諸症状を緩和します。
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
用法
閉経周辺期および閉経後の女性のエストロゲン欠乏症に対するホルモン補充療法(HRT)
通常、1日1mg(0.5錠)を毎日一定の時刻に経口投与する。その後、必要に応じて1日2mg(1錠)に増量する。
骨粗鬆症の予防のために承認された他の医薬品に耐えられない、または禁忌である将来の骨折のリスクが高い閉経後女性の骨粗鬆症の予防
通常、1日2mg(1錠)を毎日一定の時刻に経口投与する。
なお、投与後6ヵ月~1年後に骨密度を測定し、効果が認められない場合には投与を中止し、他の療法を考慮すること。
用法に関する注意
子宮を有する女性に投与する場合は、 子宮内膜癌予防の見地から原則として黄体ホルモン剤を併用すること。
他のホルモン補充療法から本剤に切り替える場合、周期的投与法では治療周期の最終日以降に、逐次的投与法では休薬の後に、本剤の投与を開始すること。
※上記は、英国での用法・用量です。
注意事項
本剤の服用中はいつでも血栓症になる可能性があり、生命に関わることがあります。足の腫れやしびれ・痛み、突然息苦しくなる、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、突然の視力障害、舌のもつれ等の症状が現れた場合には服用を中止し、ただちに受診してください。
飲み忘れに気付いた際は、それが12時間以内の場合、思い出したときすぐに服用してください。ただし、12時間を超えた場合は、忘れた分の服用はしないでください。
※2回分を一度に服用しないこと。
指示された量を同じ時間に服用してください。
本剤は分割・粉砕しないでください。また噛まずにそのまま飲んでください。
本剤の服用前には、婦人科において病歴や家族素因等の問診と、乳房検診並びに婦人科検診を受けてください。また、投与開始後も定期的に乳房検診並びに婦人科検診を受けてください。
妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
本剤の服用中にタバコを吸うと薬の作用が弱くなるので控えてください。
本剤を服用中にセント・ジョーンズ・ワートを含む食品は摂らないでください。
本剤の服用中にグレープフルーツジュースは飲まないでください。
以下の方は本剤を使用しないでください
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある方
- 未治療の子宮内膜増殖症のある方
- 乳癌の既往歴のある方
- 血栓性静脈炎や肺塞栓症のある方、又はその既往歴のある方
- 動脈性の血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある方
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦
- 重篤な肝障害のある方
- 診断の確定していない異常性器出血のある方
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
副作用
性器分泌物、性器不正出血、乳房不快感、頭痛、消化器症状、月経困難症、女性陰部掻痒、乳房不快感、腹痛、下痢などが生じる場合があります。
何か異常を感じた際はただちに使用を中止し、医師の診察をお受けください。
成分
1錠中:エストラジオール吉草酸エステル 2mg
内容量
1箱84錠
商品別名
ディビゲル(持田)
ル・エストロジェル(富士製薬)
エストラーナテープ(久光)
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